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SEO「2013年振り返りと2014年の方向性」~正しいアンサーを返すアルゴリズムへ~

2014.01.28

SEO「2013年振り返りと2014年の方向性」~正しいアンサーを返すアルゴリズムへ~

SEO「2013年振り返りと2014年の方向性」~正しいアンサーを返すアルゴリズムへ~

今回は「2013年振り返りと2014年の方向性」と題して、昨年の振り返りと今年のSEOトレンドに関する方向性を発信します。一昨年前に引き続き大きな変化が多く起こった一年でした。ドーピングのような外部対策や、検索エンジンの裏を突くような内部対策を行わずに、ナチュラルなサイト構築を行うことを大前提とし、徹底してサイト構築をしていく必要があることは変わりありません。それでは振り返りから見ていきましょう!

 

 

 

2013年に起きた主な出来事
■パンダアップデートが通常アルゴリズムと統合
2013年以前から多く話題に上がっていたアップデートです。サイト内部の取締であるパンダアップデートは通常のアルゴリズムとは別の大きなアップデートとして実施されていましたが、2013年は通常アルゴリズムと統合をして、定期的に実施されることになり、より内部の評価ウエイトが高まる要因になりました。


コピーコンテンツに対しての厳しい取締や、同テキスト、同テンプレートの多用は、このパンダアップデートに抵触し、ペナルティ判定となります。


余談ですが、パンダアップデートの名前の由来はパンダの色のように「白黒ハッキリさせる」(ナチュラルサイトとスパムサイトを)という意味で付けられています。

 

■ペンギンアップデート2.0/2.1の実施
2013年には、ペンギンアップデート2.0(5/22)と2.1(10/4)の2回実施されました。どちらも2012年4月に実施された1.0ほどの大きな変化はありませんでしたが、より細かくリンク元の精査が入る形となり、意味の無いリンクの羅列や、コンテンツに統一性の見られないような情報しか無いリンクが張られたサイトはスパム判定をされ、検索順位が著しく落ち込みました。


名前の由来はパンダアップデートと同じくペンギンの色のように「白黒ハッキリさせる」という意味で名付けられました。

 

■ハミングバードの実施
9/26にGoogleから発表されたアップデートで、こちらも話題になりました。端的に言えば、「文章の解析精度が向上した」ということがアップデートの内容になります。


Googleクローラーは年々、言語の意味をより広くより理解を深めていますが、その技術をブラッシュアップして、完全実装した形、いわゆる検索エンジンの「フルモデルチェンジ」です。セマンティック領域でのアップデートと言えるでしょう。音声検索などGoogleの言語解析能力は向上しています。


より細かな文脈の解析精度の向上したことを、ロングテール領域での影響の方が、メジャーであるビッグキーワードでの結果よりも影響が出ていることで確認をしております。


名前の由来は、ハミングバード(日本名:ハチドリ)は「高速で的確」な動きであることから名付けられています。

 

■モバイル(スマートフォン)SEO
こちらも2013年に動きがありました。PC用とスマートフォン用のGoogle検索エンジンは同じですが、結果への影響が出るようになり始めています。


例:
・PC用スマートフォン用のサイトがどちらも有る場合
→PC、スマートフォンのGoogle検索でどちらも問題無く表示される。


・PC用は有るが、スマートフォン用のサイト無い場合
→PCでは問題なく表示されるが、スマートフォンでは低い順位で表示される


同じドメインでもユーザーがアクセスした場合、リダイレクトする形でPC用、スマートフォン用のサイトに切り替わるようにする必要が出てきたと言えるでしょう。

 

■オーソリティ
サイトの権威と言える評価基準です。スパム行為を行っていない、よりナチュラルなサイトを評価するようになってきている潮流の中で、オーソリティの重要度が高まりました。


・ドメインエイジ
・評価の高いサイトからのリンク
・サイトボリューム  etc…

 

など様々な要因がありますが、弊社では「オーサーシップ」に注目をしており、今後必須と言っても過言ではない重要箇所になってくると考えています。

 

※「オーサーシップ」に関しての詳細は前回のコラム【「Googleオーサーシップ」を理解しよう ~重み付けによる評価~】をご参照ください。
http://www.korearata.jp/seo_blog/3357/

 

 

2014年に重要なSEO

■コンテンツ
昨年は何かと話題になっていた「コンテンツ」ですが、今年も引き続き重要になってくると考えられます。
「コンテンツ」とは端的に言えば「内容」のことです。


・サイトのコンセプトに沿った内容になっているか
・サイトの内容には一貫性があり、様々な情報が交錯していないか
・内容が無いようなサイト構築をしていないか


これらを意識した作りになっていない場合は、Googleが何のサイトか判断出来ない状態になってしまい、評価されないサイトになってしまいます。具体的なキーワードとしては


・外壁塗装
・エクステリア
・キッチンリフォーム
・定期便配送

 

など、お仕事や業種のコンテンツで統一して作成することを心がけましょう。

 

■エンティティとセマンティック
内部要素、外部要素ともに、より自然な構築を重要視するようになったアルゴリズムですが、それだけではなく、「セマンティック」が大変重要になってきています。「セマンティック」とは、端的に言えば、関連した情報を評価として判断する解析技術です。


Googleクローラーは、例えば「内装」「リフォーム」「壁塗装」「フローリング張替え」などを、単純なテキスト文字情報ではなく、関連した情報だと判断出来るようになってきています。

 

「エンティティ」も重要です。関連情報とみなすのは、サイト内のテキスト情報だけでなくナレッジグラフも関連情報として判断するようになってきています。

 

※セマンティックに関しては、非常に重要になるため、後日コラムで詳細について発信したいと思います。
※過去のコラムでも掲載しましたが、ナレッジグラフに関しては下記参照ください。
http://www.google.com/intl/ja/insidesearch/features/search/knowledge.html

 

 

2014年のSEOの向かう方向性についての総括
「コンテンツを加味したサイト構築をナチュラルに行う」これに尽きます。

Googleの使命は
『世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること』

 

Googleは、統制された情報が入っていないサイトが検索結果に表示されることを避けたいと考えているので、コンテンツがしっかりしたサイトを評価することは、当たり前の流れです。
解析精度が向上したことによりアルゴリズムが、ユーザーの求める「アンサー」に近づいてきたと言えるでしょう。